野外彫刻の帰納的考察
地域調査結果と野外彫刻のあり方
An Inductive Study of the Sculptures in the Open Air;
consequences of local research and what the sculptures in the open air shoud be.
高岡第一高等学校 松尾 豊
1.はじめに
新潟・富山の両県で野外彫刻調査をした意義は、次の点にある。その第一は、地方散在の野外彫刻の実態把握と基礎資料の作成にある。第二は、野外彫刻の設置者意図や彫刻を内包する空間様態などの系統的把握にある。第三には、野外彫刻情報の各種機関への提供と地元への多角的提言である。特に前者二点の意義は、県や市町村の集計的資料が不備なこと、野外彫刻の分析的文献が皆無のことから全国的にも重要な意義をもつと考えた。
2.調査動機と調査方法へつづく
1.はじめに
2.調査動機と調査方法
3.調査内容と調査結果(彫刻への関心度)
4.分類1(設置者意図と彫刻の存在的役割)
5.分類2(彫刻設置場所にみる空間様態)
6.材質と地域差の傾向
7.今後の野外彫刻活動のあり方
8.おわりに(今後の研究課題)